東区民文化センター舞台芸術促進事業にて
お届けする・・・
劇団テアトル広島 第33回公演

舞台は利用者が10人程度の小規模デイケア施設「湯けむり荘」。
廃業した実家の銭湯を改造してつくられた、昭和の雰囲気が漂う施設で、利用者も昔からの顔なじみが多いらしい。

近くにフランチャイズのデイサービスができると聞いた卓也は、何か売りになるものをと、昔男湯にあった狸の置物にまつわる不思議な話を持ち出し、そのご利益を施設の売りにしたいと言いだす。唖然とする妻の奈津と職員たち。実は、いつもと違う様子の卓也は、人知れず、自分の変調におびえていたのだった。

そんなある日、若いアルバイトの正明が採用される。真面目に働く彼の唯一の欠点は、決して笑おうとしないこと。利用者の老人、職員たち、正明の恋人まで巻き込んだ、”笑わせ作戦”は果たして成功するのでしょうか!?

市民のささやかな日常を切り取って、優れた社会派ドラマを描き続けてきた山田太一氏が、介護施設を舞台に、不安と向き合い、これからをどう生きるかを問いかける社会派コメディです。

あなたは現実と向き合う勇気、ありますか?
どうぞお楽しみください!!
からのおまけコーナー! Part 1

稽古風景を、ちょっぴり、こっそり、ご紹介します!

今回の舞台デイケア施設のオーナーの二人
夫婦役でおなじみのテアトルの看板俳優
森井さんと岡田さん


みんなで何をしているの?


今回初舞台を踏む古賀太一くん(右)。
現役バリバリの学生さんです。
難役に挑戦します。応援よろしくお願いします!


同じく今回初舞台を踏む辻井 渉くん(左)。
実は某劇団員の息子さんなのです!
さぁ、誰の息子さんでしょうか?! (ヒントはこの写真の中に!?)


今回の芝居には登場しませんが、もう一人の看板女優 福田メグさん。
劇団員がいないときの代役として稽古を支えて下さっています。


10月にお仕事で転勤になり、遠方から新幹線で稽古に通う木村さん(左)。
一度聴いたら忘れられない声で沢山の人を魅了し続け32年。
遠くてもテアトルの一員として今後も活動される予定です。


わ、わ、わ、これは一体どういうこと?!?


サングラスをかける男性は何を語りはじめるのでしょうか?


むふっ


もしかして?


まさか?まさか?


これ以上は・・・
本番をどうぞお楽しみに!





人生に訪れる沢山の試練や苦しみ、現実を
あなたは真っ直ぐに見ることが出来ますか?

つらいときは、サングラスでもかけて、
気が付かない人生を生きてみるのも
ありかもしれません・・・

10代〜60代の幅広い年齢層のテアトル広島のメンバーが

人の弱さや優しさ、たくましさあふれる人々を演じ

「現実を受け入れながら前を向いて生きよう」、

そんな山田太一さんからの
温かいメッセージをお届けします。





どうぞ、ひとときをゆっくりお楽しみください







からのおまけコーナー! Part 2


この芝居からはちょっぴり離れますが、
とあるインタビューで語られた
山田太一さんの人生観についてご紹介します。





「人は自分の意思でどうにかなることは少ないと思います.。
生も、老いも、そもそも人は
生まれた時からひとりひとり違う限界を抱えている。

性別も親も容姿も、
それに生まれてくる時代も
選ぶことが出来ません。

生きていくということは、限界を受け入れることであり、
諦めを知ることでもあると思います。

でも、それはネガティブなことではありません。

諦めるということは、自分が”明らかになること”でもあります。

良いことも悪いことも受け入れて、その限界の中で
どう生きていくかが大切なのだと思います」





この芝居の中にも、そんな山田太一さんの思想が
見え隠れしているような気がします。

是非会場でたしかめてみてください。







キャスト


    奈津      ・・・・・   
岡田 直子

    卓也      ・・・・・  森井 順

    松江      ・・・・・    和泉 絢子

    基代       ・・・・・   安井 静江

    ゆい
       ・・・・・   出口 ナオミ





    修二     ・・・・・     辻井 渉

    正明     ・・・・・     古賀 太一 

    芽来     ・・・・・    松岡 由里子


    重太郎    ・・・・・    草譯 貴矩

    あき     ・・・・・    瀬野 三枝子

    宮島     ・・・・・   木村 知恵美



                 作:山田 太一
                 演出:五十嵐美佐子

日時:  2017年11月11日(土) 18:30〜  
              11月12日(日) 13:30〜

            ※開場は開演の30分前になります

場所:  東区民文化センター・ホール
           (所在地: 広島市東区東蟹屋町10番31号

              

      ■広島駅から
        <徒歩>       JR新幹線口より約900m (10分)
                                    (線路沿いの道をお通りください)
        <市内バス>  広電バス(2号線) 
                                    東区役所前バス停下車正面

      ■紙屋町(県庁前)から
        <市内バス>  広島バス(27号線〜東浄団地中山線) 
                                                  愛宕町バス停下車(徒歩5分)
                広電バス(2号線〜府中方面)
                                                  東区役所前バス停下車正面
       

        ■紙屋町(バスセンター)から
        <市内バス>  広島バス(29号線〜上温品・小河原車庫 深川線)
                                                  愛宕町バス停下車(徒歩5分)

      ■駐車場  約40台
      ※ご来館には出来るだけ公共の交通機関をご利用ください。


チケット: 前売り 一般 2,000円 学生 1,500円
       当日  一般 2,300円 学生 1,800円

      (全席自由日時指定なし)

    (尚、左上のチラシ(またはこのウェブページ)を印刷したものを当日
    ご持参いただいた方は何名様でも前売り料金にて精算いたします)


      前売券発売: 広島市東区民文化センター
                エディオン広島本店PG
                劇団テアトル広島